お薬の飲み方

2008年4月10日 (木)

顆粒剤の飲み方

「顆粒剤」とは細かい粒状になっているお薬の事です。

「粉薬」と違う点は顆粒一粒一粒が糖分で『コーティング』されていることです。

この『コーティン』にも実は意味がありまして、他のお薬同様、お薬の効果を出す場所や時間を設定して作られているのです。

例えば、胃薬の場合の多くは胃の中ですぐに溶けて欲しいので「顆粒薬」ではなく、「粉薬」が多いのです。

ゆっくり溶けて欲しいお薬は「糖衣錠」や「カプセル剤」の形になっているのです。

ですから「顆粒剤」を服用する際は噛んだりせずにそのままの形で飲むことが重要です。

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2008年4月 9日 (水)

カプセル剤の飲み方

「カプセル剤」とは薬をゼラチンなどでできたカプセル容器に入れたものを言います。

しかし一口に「カプセル剤」といってもどれも同じという訳ではありません。

カプセル自体の成分や厚さの違いがあり、

・胃ですぐ溶けるもの
・胃で溶けるのに少し時間がかかるもの
・胃で溶けずに腸に届いてから溶けるもの

など色々な種類のカプセルがあるのです。

このように薬が効いてほしい場所や時間を設定して作られているのが「カプセル剤」なので、そのままの形で飲む事が大切です。

たまにカプセルを開けて中のお薬だけ飲むと早く効くのではないかと思っていらっしゃる方がおりますが、こういった飲み方は止めましょう。

本来腸から吸収させたいお薬を胃や食道で吸収させてしまうと粘膜が傷ついてしまう恐れもありますし、十分な効果が期待できなくなる可能性もあります。

さらにカプセル剤を水無しで飲まれる方もおりますが、カプセルが食道や胃の粘膜に貼り付いて容器が溶け粘膜に潰瘍などを起すこともあります。

必ずコップ1杯分の水を一緒に服用するように心がけましょう。

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2008年4月 7日 (月)

鉄剤はお茶で飲んでは×です。

女性の方は『鉄欠乏性貧血』の方が比較的多いです。これは女性の生理との関係がある為ある程度はやむを得ないことですが、最近では食生活の変化や偏食、調理用器具の進化などで男性にも『鉄欠乏性貧血』の方が増えてきています。

「貧血」であるかどうかの指標としては血液検査での「Fe」という項目の数値を見てみると分かります。

さて、この『鉄欠乏性貧血』の治療薬である「鉄剤」緑茶や紅茶、ウーロン茶などのお茶類と一緒に飲んではいけません。

「鉄剤」はふつう白い錠剤やカプセル状で処方されますが、中身は真っ黒い「鉄の粉」です。

人間の身体が必要とするのは「還元鉄」と呼ばれる「酸化していない鉄」なんですが、この「還元鉄」の性質としてお茶の成分である「タンニン」の作用で酸化してしまう性質があるのです。

ですからただ単にお茶の類と一緒に服用しないようにするだけではなく、「鉄剤」を服用する前後30分くらいはお茶を控えた方が無難です

なぜならお茶を飲んでから30分程度は胃の中に「タンイン」が残ってしまうからです。

もう一つ注意したいのが鉄を多く含むサプリメントなどによる「鉄の過剰摂取」です。鉄分の採り過ぎは過度の血圧の低下、けいれん、肝臓への過剰蓄積などの引き起こし健康へ悪影響を及ぼす可能性もあります。

鉄分摂取を検討する際はお医者さんの診察を受け、正しい摂取を心がけてください。

※鉄剤を服用すると便や尿が黒くなる事もあります。トイレでびっくりするかもしれませんが、心配はありません。

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2008年4月 6日 (日)

お医者さんのお薬と市販薬の違い

お薬は「医薬品」と言われ、「治療効果がありますよ。」ということを国(厚生労働省)が保証したもので、「日本薬局方」という薬の基準書に登録されているものを言います。

「医薬品」にはお医者さんが出す「医療用医薬品」と薬局やドラックストアで購入できる「一般医薬品」とがあります。

お医者さんが薬を出すときに書く書類を「処方箋」と言いますが、どんな薬を1日何回、どれくらいの量を、何日間飲むのかなどの情報が書かれています。お医者さんが出すお薬の約2/3がこの処方箋を必要とする「処方箋医薬品」と言われるものです。

この2つ「医療用医薬品」と「一般医薬品」には大きな違いが2つあります。

・薬の対象

 「医療用医薬品」は処方された患者さんのみが対象です。ですから仮に身内や知り合いに同じ症状の方がいても同じような効果があるかどうかは分かりません。

 一方で「一般用医薬品」は同じ症状を訴えている不特定多数の人を対象としているお薬ですので、症状が同じであれば同等の効果が期待できる可能性があります。

・薬そのものの強さ

 「一般用医薬品」は医療用医薬品を転用してその成分を弱められて作られているものが多いので、薬としての強さも「医療用医薬品」と比べて約1/3~1/2くらいの強さしかありません。

これは手軽に購入できる薬のため飲み方を間違えたことによる事故が発生しないようにということで薬理効果を加減されているのです。


薬はカラダにとって「良薬」にも「毒」にもなる可能性があるものです。

用法・用量などを守ることはもっともですが、何かの薬を服用することはカラダのどこかに負担をかけているという「諸刃の剣」であることは知っておいたほうが良いと思います。

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2008年3月18日 (火)

『食前・食間・食後』って? その2

今日は『食間』についてです。

まず、『食間』と言っても食事をしている途中でお薬を飲むわけではありません。

『食間』とは食事と食事の間、例えば、朝食と昼食の間とか昼食と夕食の間といったことを言ってます。

朝食を朝7時に食べ、昼食をお昼の12時頃に食べる方はほぼ中間あたりになる9時半ころにお薬をとると『食間』での服用になるわけです。

胃酸に弱いタイプのお薬は、この時間帯に飲むことで、胃酸の影響を最低限に抑えられうまく吸収されます。また、胃の粘膜を保護するお薬も胃酸の分泌が少ないこの時間帯に服用すると良いと言われます。

最後に、『就寝前』という場合もあるかもしれませんが、仮に夜遅くまで起きている方でも夜9~10時くらいには服用しましょう。

『就寝前』と言っても、「布団に入る前」というわけではありません。

お薬の効果を十分に発揮させる為には、飲み方(お薬を飲む時間・お薬と飲み物の相互作用)に気を付けることが大切です。

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2008年3月17日 (月)

『食前・食間・食後』って?その1

病院や薬局でお薬を頂くと、そのお薬をいつ飲めば良いのかの表記がありますよね?

『食前・食間・食後』

というところです。

それでは具体的に、『食前』『食後』とはいつ頃なんでしょうか?

『食間』って食事を取っている途中にお薬を服用することなんでしょうか?(実は小さい頃ずっとそう思っていました・・・。)

たまに外食をして見かけるのですが、食事が終わってすぐにお薬を飲んでいる人がいます。
いわゆる『食後』のお薬を服用しているのですが、この飲み方は正しいのでしょうか?

実は『食後』という指示が出ているお薬は食後30分くらい経ってから服用するのが正しい飲み方です。

ナゼかと言いますと、食後すぐは食べたものが胃の中で消化されている真っ最中で、そんな中にお薬が入ってしまうと食べ物や胃酸と混ざってしまいうまく吸収されなくなってしまうのです。

食後30分ほどを過ぎると食べ物の成分や胃酸の影響を最小限に抑えることができ、また胃の血流も良くなっているので、薬の成分も血液と共に肝臓に運ばれやすくなります。

ちなみに『食前』と指示が出ている場合ですが、これも食事の30分前くらいに服用するのが正解です。

明日は『食間』についてです。

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2008年3月16日 (日)

炭酸飲料水と。

今日は【炭酸飲料水】との相互作用です。

炭酸飲料水は、炭酸ガスを含んでいる為飲み物そのものが酸性になっています。

この為、酸性の状態では消化管からの吸収が低下してしまう性質のある【一部の解熱鎮痛薬】には注意が必要です。

これらのお薬は炭酸飲料水と一緒に服用すると血液中の薬物濃度が低下し、効果が弱くなる可能性があります。

最後に、お子さんにお薬を飲ませる時ですが、お薬によってはジュースや牛乳などに混ぜることで飲みやすくなるタイプのお薬もあります。

苦い薬を嫌がるお子さんに飲ませたい時などには飲み物を利用することでスムーズにお薬を飲ませる事ができます。

しかし、お薬の種類によってはジュースなどと混ぜるとかえって苦味が増してしまうものもありますので、もしそういったことでお悩みの場合はお医者さんや薬剤師さんに相談してみましょう。

ちまみに私の甥っ子もお薬を飲むのを嫌がるときにフルーツのゼリーなどに混ぜて飲ませると意外にスムーズに飲んでくれるようですよ^^。

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2008年3月15日 (土)

牛乳と。

さて、本日は牛乳とお薬の「相互作用」についてです。

牛乳と飲み合わせが良くないお薬は、

・一部の抗菌薬
・一部の抗真菌薬
・便秘薬(腸内で溶けるタイプ)

です。

ではそれぞれ見てみましょう。

・一部の抗菌薬
牛乳の中に含まれるカルシウムとお薬が結合し小腸からのお薬の吸収を低下させてしまい、お薬の効果が弱まる場合があります。(※カルシウムを多く含むヨーグルトも注意)

・一部の抗真菌薬
一部の抗真菌薬には脂肪分に良く溶ける性質があるものがあり、脂肪分の多い牛乳と一緒に服用すると消化管からの吸収が過剰となってお薬が効き過ぎることがあります。(※脂肪分の多い食事をとることでも同じような相互作用の恐れがあります。)

・一部の便秘薬
胃の中は通常では胃酸によって酸性に保たれていますが、牛乳を飲むと一時的に中性になります。この為、通常では胃で溶けずに腸で溶けるはずのお薬が胃の中で溶けてしますことで、胃の粘膜が荒れてしまったり、腸からの吸収が遅れて効果が弱まる可能性があります。

どうですか?

意外にお薬と飲み物って注意が必要なんですね。

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2008年3月14日 (金)

グレープフルーツジュースと。

お薬を飲む時、あるいはお薬を飲む直前や飲んだ直後にグレープフルーツジュースを飲んではいけないお薬があります。

それは・・・

・一部の高血圧のお薬
・一部の狭心症のお薬
・一部の高脂肪血症のお薬
・一部の睡眠薬


です。(これらの治療の全てのお薬ではありません。詳細はお薬を出してくれたお医者さんか薬剤師の方にお聞きしてください。)

グレープフルーツに含まれる成分の一部が小腸の薬物代謝酵素の働きを妨害し、お薬の代謝が遅れることで血液中の薬物濃度が以上に高くなり薬が効きすぎることがあります。

注意しましょう!

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2008年3月13日 (木)

口から入った薬は何処へ行く?

みなさんが普段何気なく服用するお薬ですが、お薬は何の飲み物で飲んでいますか?

「何で飲んでも問題ないでしょう!」

もしかしたら、そんな方もいらっしゃるかも?!

しかし、薬によっては飲み合わせが合わない飲み物があります。
注意しないと薬の効果が発揮されなかったり、逆に薬が効きすぎたりすることがあるんです。

どうしてそのようなことが起きるのか?

では、まず口から体内に入ったお薬の『行き着く先』をご存知でしょうか?

一般的にお薬は口から食道、胃、十二指腸を通過して小腸の【絨毛】から体内へ吸収されます。

【絨毛】には毛細血管があり、この血流に乗って肝臓に運ばれます。

小腸や肝臓ではお薬を【薬物代謝酵素】によって代謝・分解し、それぞれの薬理効果を引き出せる形にしています。

その後で、心臓を経て全身に送られ効果を発揮するのです。

実は、飲み物に含まれる成分もお薬と同じように小腸で吸収されるんですが、この時にお薬の吸収や薬物代謝酵素の働きに何らかの影響を与えてしまう為に色々な弊害(これを相互作用と言います)が起きてくるのです。

次回は、具体的な「相互作用」についてです。

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