発熱の時期別対処法
「発熱」にも時期(タイミング)があります。
このタイミングをうまく掴むことでより効果的な風邪対策ができます。
1.前兆期
体内に外敵が侵入すると身体は体温を上げようと悪寒を感じて震えを起こします。「ゾクゾク」した後に「ガタガタ」震える経験したことありませんか?
これは筋肉を収縮させて熱を産生している身体の反応です。
この時期はできるだけ身体の保温に努め、室温なども少し高めにして身体を休めます。
2.熱の上昇期~ピーク期
この時期は身体が外敵(細菌やウィルス等)と戦う準備が出来、戦い始めたころです。この時期に解熱剤を服用して無理やり体温を下げてしまうと身体の免疫系細胞の働きを抑制するだけでなく、細菌やウィルスそのものの活動を活発にしてしまう恐れがあります。
その為、細菌やウィルスの退治がうまくいかずに完治するまでに時間がかかったり、風邪をぶり返しやすくなることもあります。
この時期はできるだけ解熱剤の服用は避けるべきですが、高熱が長期にわたる場合や体力の消耗が激しい場合には「体力温存」のためにお薬の力を借りる必要があります。
3.熱の下降期
熱が下がり始めると大量の汗を掻きますので、こまめに着替えましょう。また、汗を掻くことで体内が水分不足になりがちですのでこまめに水分摂取をしましょう。汗を掻くだけでなく下痢や嘔吐なども伴っていた場合は、体内のミネラルバランスも崩れているのでスポーツ飲料での水分摂取をオススメします。
ただし、スポーツ飲料には「糖分」が多く含まれていますので「水」などで薄めて摂取しましょう。
お茶、コーヒー、紅茶などはカフェインが含まれており利尿作用がありますので、あまりオススメできません。どうしても、という場合は薄めのものにしましょう。
この時期はできるだけ早く平熱に戻すように身体を冷やしましょう。腋の下、太ももの付け根、首筋などは大きな血管(動脈)が体表面近くを通っていますので、血液を冷やすのには最適です。
また、この時期は解熱剤を服用するにも良い時期です。
4.熱が下がったら
胃腸に負担をかけないように消化の良いものを食べて休養し、体力の回復を図りましょう。熱が下がったからといってすぐにスポーツを再開したり、飲酒をするのは避けましょう。
※補足
風邪の症状(発熱、咳、頭痛など)や消化器症状(下痢、嘔吐、腹痛など)に引き続いて、動悸、胸痛、不整脈、呼吸困難などの症状が出ることがあります。これはウィルス感染によって心臓の筋肉に炎症を起してしまう「ウィルス性心筋炎」という病気の可能性があります。
もし、風邪を引いた後でこのような症状が出た場合は適切な医療機関で医師の診察を受けましょう。
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