RICEの法則
特にケガに対する「アイシング」を必要とするような応急処置には通常「RICEの法則」に従った処置を必要とします。
・R:rest(安静)
ケガをしたらまずは運動やスポーツなどを中止します。しかし中止するだけでは不十分です。
ケガをした患部に負担がかからないような姿勢を保持すること、例えば足首を捻挫したら立位でいるよりも座って足を投げ出した姿勢のほうが足首にかかる負担が軽くなります。
患部に負担をかけないようにすることで患部の周囲の筋肉が硬くこわばること(筋スパズムと言います)を予防できます。
・I:icing(冷却)
ケガをして痛みのある部位を中心にアイスパック等で冷やします。この時できるだけ皮膚にぴったりとアイスパックがくっ付くようにします。
・C:compression(圧迫)
アイスパック等を当てた場所をバンテージなどで少しきつめに巻いて固定します。
この時巻きがきつ過ぎると末端に血液が流れなくなってしまうので注意が必要です。巻いた先の皮膚の色が紫色になったり感覚が無くなってきていないか注意しましょう。
もし、巻きがきつ過ぎるようなら一度緩めて巻きなおしましょう。
・E:Elevation(挙上)
圧迫固定が出来たら後は患部を高い位置に保持しましょう。仰向けなどで安静姿勢をとる場合、患部の下にクッションなどを置いて少し高い位置に固定しましょう。
こうすることで患部への過剰な血流を抑え、浮腫を起こしにくくします。
これらのことができたら後は20分程度そのままで安静にしています。この時、たまに固定している先の皮膚の色や皮膚の感覚を確認しながら行いましょう。
しばらくアイシングをしていると患部が次第に痺れのような感じがしてきますが、これはアイシングによる麻酔効果なので心配はいりません。
ケガの場合、後になって痛みが増強してくることも良くあることです。特にケガをして1日~3日程度は継続してアイシングを行ったほうが良いケースもあります。
ケガをした当日はできれば【2時間に1回、20分】を目安に就寝前まで断続的にアイシングを行いましょう。もし痛みが強いようであればもう少し間を詰めても構いません。
※自宅でアイシングを行う時の注意点
自宅でアイシングを行う時に注意したいのが家庭用の冷蔵庫のフリーザーで作られた氷を使用する時です。氷をそのまま使用すると凍傷になる危険がありますので、水を混ぜて使用したほうが良いです。
また就寝中にアイシングが難しい場合は「ゲル状」のシップ薬を利用して包帯等で圧迫固定し、患部をやや高くした状態で休みましょう。
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